Messageメッセージ

富信は、1973年の創業以来、ここ岐阜県八百津町に根差してねじをつくりつづけてきた会社です。
現在の出荷本数は年間で約5億本。製品によってはわずか1gに満たないようなちいさなモノたちですが、それらが八百津町から日本中へ、そして世界中へと旅立ち、自動車や産業機械、半導体などあらゆる産業において、きょうも活躍していると思うと感慨深いものがあります。

なぜ、田舎にあるちいさな会社の製品が、世界中へと広がりを見せているのか。いい材料やいい機械などの製造環境に、あるいは世界的な取引先に恵まれていることは大前提としてあえて申し上げるならば、「すぐやる」「まずやってみる」の精神でやってきたからではないかと思います。
難易度の高いご依頼にも「できない」とは言いたくない。どうすればできるか？をその時々で考え、挑戦してきた結果が今であると考えています。

私たちの強みは、冷間圧造という工法です。工法そのものは、私たちの唯一無二のものではありません。しかし、50年という長い年月のあいだ「きょうの自分たちを超えていくんだ」という挑戦と失敗を重ねてきたことで、冷間圧造の肝である「工程設計」には独自のノウハウが蓄積されていると自負しています。
削りかすの発生がなく製造のリードタイムを短縮できる冷間圧造は、時代にも求められている技術。これを極めることで日本一、世界一の存在を目指してまいります。